会員紹介:ファミリー食堂 宝来

1.親子孫三世代はもちろん 地域みんなで楽しむ
ファミリー食堂 宝来

中央自動車道都留ICから車で約5分、都留市大幡にある「ファミリー食堂 宝来」。創業45年、地元の人たちを中心に多くの常連客が通う老舗食堂です。

お店の特徴は、メニューの多さ。ラーメンやチャーハンといった中華料理をはじめ、うどんや蕎麦、定食などの和食、出し巻き玉子やもつ煮といったおつまみにもなる一品料理、子どもたちにも人気の唐揚げやフライドポテト、オムライス・・・。その数、なんと100種類以上!「ファミリー食堂」という名の通り、どの世代の人でも楽しむことができるはず。

 二代目店主の林康久(はやしやすひさ)さんに、人気メニューやおすすめなどを伺いました。

①セットメニュー

特に人気を集めているのがセットメニュー。4種類あることから、林さん曰く、通称「四天王」。チャーハン、カレー、煮かつ、中華丼があり、それぞれラーメンや半ラーメン(または玉子スープ)に、ミニサラダや小鉢がセットになっています。

 その中でも、まずはこれを食べてほしいというのが、チャーハンセット。半チャーハンとラーメン、それにミニサラダが付いたセットで、大盛りやハーフサイズといった量の調節も可能です(料金も変わります)。

ラーメンは、昔ながらの鶏ガラスープに醤油味。チャーハンもシンプルかつ王道の味で、”半”チャーハンでもしっかりとしたボリュームがあります。

 実は、宝来の始まりは、ラーメンの屋台。康久さんの父で初代店主の久雄さん(72)が、宝地区内で屋台を引いてラーメンやチャーハンをふるまっていたのだそう。お客さんの反応は上々で、昭和55年にお店を構えると、地域の人たちから愛される町中華に。

このラーメンとチャーハンは、創業当初から変わらない、昔懐かしく温かみのある味わいなのです。

②和食メニュー

”町中華”だった宝来が、現在の”ファミリー食堂”になったきっかけは、二代目の康久さんが関西地方の日本料理店で板前修業をしてきたこと。約10年の修業期間の間に身につけた技術を活かして、和食を中心に様々な料理をメニューに加えたそうです。

 例えば、天ぷらは、サクサクの衣が、素材をフワッと包み込んでいるよう。天つゆもつきますが、この食感を楽しむには塩でいただくのも良いかもしれません。

 また、出し巻き玉子は、関西風の甘くない出し巻き玉子で、ふわふわの玉子焼きから出汁がじゅわっとしみ出します。見た目も綺麗で、康久さん曰く「本当に自分で作ったの?とお客さんに疑われたことがある」のだとか!

③どんどん増える 新たなメニュー

宝来のメニューが多い大きな理由は、お客さんからの声。「こんなものが食べたい」「あれとそれを一緒に食べたい」などのリクエストに応えているうちにメニューが増えていき、それぞれのメニューに新たなファンが。なくすとお客さんが悲しむ顔が浮かぶことから、あまり減らせないのだそう。

2.宝に来てほしいから「宝来」
そのための心配りを忘れない

屋台からスタートした宝来。「宝地区に来てほしい」との思いを込めて名付けられました。昭和55年にプレハブの店舗を構え、平成元年にはバブル景気の後押しもあり現在の場所に移転し、営業を続けています。

 

二代目店主の康久さんがお店を継いだのは、20年余り前。調理師専門学校を卒業後、関西地方で日本食の料理店を渡り歩き、板前修業だけではなく、お客さんとのコミュニケーションの取り方や、お店の運営・立ち上げなど、ありとあらゆることを学んだとのこと。約10年の勉強期間を経て都留に帰ると、より一層、地元への思いが強くなったそうです。

 「地域密着の店だから、自分は子どもの頃から、親だけでなく地域の人たちみんなに可愛がってもらって育ってきた。だから、ここに帰ってくることがゴールだったし、帰ってくる場所があるのは幸せなこと」

 「今度は、今の子どもたちに何ができるかな。帰りたいと思える場所にするにはどうしたらいいかな。地元での楽しかった思い出や、地域の人たちに愛されていた実感をもってもらえるようにしたい」

そんな思いを持つ康久さんは、【居心地】にこだわって店づくりをしています。気が遣えないのも、遣いすぎるのもダメ。会話を楽しみたい人もいれば、料理の味を楽しみたい人も。お客さん自身の性格や価値観によってもさじ加減は異なります。ちょうどいいところを探して、試行錯誤。

 その中で、例えば、康久さんご自身が子育て中に感じた、外食時の”あったらいいな”をもとに、ぬりえを用意したり、フリーWi-Fiを設置したり、場合によっては康久さんがお客さんの子どもをあやしたり・・・。子どもも大人も居心地よく過ごせるように心配りをされています。

 

 「家族で外食をするときに、”宝来でいいよ”じゃなくて”宝来がいい!やった!”と言ってもらえる店づくりをしていきたい」

3.お店からのメッセージ

「ファミリー食堂って、家族。来たお客さんみんながファミリー、家族だと思っています。

 宝来に行くっていうのが、第二の実家に帰ってきたような、

 お店に入ってきて、”おかえり”って声を掛けるお客さんも何人もいます。

 そんなお店ですけど、良かったら宝来に、宝に来てくださいね。」

4.店舗情報

店員さんが優しく、雰囲気の良いお店です。味も美味しく、リーズナブルな価格で楽しめます。

つるビー大好きくん

アットホームで家族的な雰囲気が魅力のお店です。居心地が良く、料理も美味しいので、何度でも通いたくなります。

つるビー大好きくん
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