初夏は紫陽花、秋は紅葉が楽しめる公園。山梨県の書家、渡邉寒鷗氏が揮毫した、芭蕉の句碑も見られます。

富士山から流れ出した溶岩が作り出す地形により、清流桂川の豊かな水が複数の滝となって流れ落ちる様は圧巻であり、霊峰富士との繋がりを感じる渓谷美となっています。
かつて松尾芭蕉が訪れ「勢ひあり氷柱消えては滝津魚」と詠んだ滝。地元の人も目を奪われるほど、四季を通して様々な表情を見ることができます。
最近では、富士急行線の列車との四季折々のコントラストが、鉄道写真愛好家のフォトスポットとしても有名です。

円通院は秋元時代の寺宝が多く残るお寺です。中でも梵鐘と石橋は市の指定文化財になっています。石橋は昔、家中川に架けられていた5つの橋、通称「五石橋」の一つです。橋は昭和になってから次々に壊され、現在は円通院の池に移された「元坂の石橋」だけが復元され、当時の面影をとどめています。

東漸寺には江戸末期の農民一揆（甲州一揆）に関わった地区の名前が刻まれた題目塔と、一揆に関わった農民のための鎮魂碑が建立されています。当時の沿革を知るうえで貴重な資料といえます。