歴史的建造物
庚申塔
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- 住所:
- 〒402-0052 山梨県都留市中央1丁目8−23 Google Map
熊太郎稲荷神社
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- 住所:
- 〒402-0031 山梨県都留市十日市場473 Google Map
昔、狐に憑りつかれた熊太郎がいました。狐は「熊太郎から離れるには、神社に祀ってほしい。そうすれば、村に良いことがある時はコンコンと鳴き、悪いことがある時はキャンキャンと鳴いて知らせる」と言い、村人はその通りに祀りました。 ある夜、村の半分が焼ける火事がありましたが、狐がキャンキャンと鳴く声に不安を感じ起きていた村人たちは、家財を持ち出すことが出来ました。 それから、熊太郎さんのご利益が世間に広がり、いつしか熊太郎稲荷大明神と崇められるようになりました。 今も熊太郎神社のそばには、コンコンと清水が湧き出しています。
庚申塔(こうしんとう)は、江戸時代に全国の農村などで大流行した、庚申信仰に基づいて建てられた石碑のことで、家内安全・無病息災・五穀豊穣の願いが込められています。塞の神(さえのかみ)※として建立されることもあり、村の境などに祀られています。盛んだった庚申信仰も時代を経るにつれ、次第に忘れられていきましたが、都留のまちなかに静かに残されています。 ※塞の神 疫病、災害などをもたらす悪神、悪霊が集落に入ることを防ぐとされた神である。